宗教コワすぎ!洗脳され5億を騙し取られた辺見マリさんのしくじり先生授業2
辺見マリさんは前回の記事にて一千万円を失うとこまでまとめました。
残り4億9000万をどう失ったのか、どう洗脳が解けたのかをお届けします。
前回の記事はこちら。
拝み屋K一家の失踪
拝み屋Kが「突然神様の声が聞こえなくなった!」と一家で失踪します。
普通に考えれば逃げるチャンス。でも完全洗脳されている辺見マリは「今すぐ何かにすがりたい!!!」と思ってしまうのです。
そして残されたA家族と辺見マリとマネージャーは、Kに言われた修行を続けます。
そして1ヶ月ほど経ったある日、A家族の中心人物Aが言い放つのです。
「私、神の声が聞こえたわ!」
そのお告げは「お金は不浄なものだから、お金があると煩悩が生まれる。お金を捨てて浄化しなさい」というお金をだまし取る常套文句。
そしてその方法が「マカオでギャンブル」。最初は500万(すでに洗脳100%なので普通に渡しちゃう)
しかもギャンブルをするのは拝み屋Aで、辺見マリはそのサポートをするだけ。
ここで家族を養うための貯金がなくなり、生命保険を解約したり貴金属を売ったりで1億4000万をつぎ込みます。
これで、お金は浄化できました。
(でもここからまだ3億5000万をつぎ込む!!こええええ)
貯金も0なのに、ここで神様のための社をたてることになり、毎回1000万などを要求され、自宅を売却し、知人に借金をしまくり、娘(辺見えみり)のギャラにも手をつけていく辺見マリ……
家族を不幸にさせないつもりでやっていたことで、結局家族を不幸にしていたのです。
拝み屋Aのしくじり
辺見マリをコントロールするために仕事をやめさせた拝み屋Aが、今度は稼がせるために芸能界に復帰させました。
自身の兄をマネージャーにし、嘘だらけの自叙伝を書かせ、ヘアヌード写真集を出させ、その契約金2000万もギャンブルに消えました。
また拝み屋Aは優越感を抱くため、辺見マリを強制的に太らせていましたが、芸能界復帰にさきがけ今度は痩せろと要求。辺見マリは20kgのダイエットを成功させます。
そして芸能界復帰した辺見マリに「ダイエット教室を開くこと」を要求します。辺見マリを無限ATMとしか思っていない拝み屋Aは、さらにまた稼がせようとしたのです。
ダイエット教室は大ヒット。辺見マリはたくさんの人から感謝されました。芸能界に復帰したこと、ダイエット教室を開いたことは、辺見マリと社会との接点を再び作りました。
ここで、拝み屋Aがダイエット教室の入会金2000万円を持ち逃げ。
今まで億単位をとられても洗脳が解かれなかった辺見マリが「自分」ではなく、「自分を信じて入学金を払ってくれた人たち」に被害がでてしまったことで、洗脳が解けました。
辺見マリに欠如していた気持ち
辺見マリが洗脳されていた期間は13年間(娘の辺見えみりは11歳〜24歳まで母親が洗脳されていたことに)。
こんなに続いてしまった辺見マリに欠けていたものは、途中でやめる勇気(ここでやめてしまったら今までやったことが無駄になるといった気持ち)、そして家族を不幸から守るために本当に大切な、家族の声を聞きいれることでした。
警察に届け出るも拝み屋Aの消息はいまだつかめてないそうです。
失ったお金5億は戻らないながらも、銀行や知人への借金は全部返済していることや、洗脳されたきっかけ・洗脳が解けたきっかけをみても、辺見マリさんは相当に真面目で、思いやりがある人なんだなぁと・・・だからこそ、家族のためにしたことがすべて不幸に繋がったことが怖いし、同情するし、涙涙でした。
ぜひこういった事例に詳しい弁護士さんをみつけて、少しでも報われてほしいですね。